血液型検査は、原則として手術を控えている患者さん、あるいは、出血が予想される治療を行われる患者さんにて、検査を行います。
血液型 | 日本人頻度 |
---|---|
A型 | 40% |
B型 | 20% |
O型 | 30% |
AB型 | 10% |
また、Rh(D)検査も同時に行っています。
日本人頻度 | |
---|---|
Rh(D)+ | Rh(D)- |
99.5% | 0.5% |
輸血管理室では、輸血全般の業務を集中的に行っています。血液製剤の払い出しから、検査、在庫調整、自己血採血・分離・保存、骨銀行(Bone Bank)として骨の保存・滅菌管理などを行っています。
血液型検査は、原則として手術を控えている患者さん、あるいは、出血が予想される治療を行われる患者さんにて、検査を行います。
血液型 | 日本人頻度 |
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A型 | 40% |
B型 | 20% |
O型 | 30% |
AB型 | 10% |
また、Rh(D)検査も同時に行っています。
日本人頻度 | |
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Rh(D)+ | Rh(D)- |
99.5% | 0.5% |
不規則抗体をあらかじめ検査することによりはじめて安全な輸血を行うことが出来ます。
● 主な不規則抗体
Rh系 | 抗E 抗c など |
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Kidd系 | 抗Jka 抗Jkb など |
Duffy系 | 抗Fyb など |
Diago系 | 抗Dia など |
交差適合試験は、輸血をする際には必ず行う検査です。 手技的には、患者さんの血液と輸血用血液を試験管内で混和し、特に患者さんの体温付近である37℃での反応性を確認し適合か不適合かを決定します。
もちろん、適合になった血液しか輸血には使用しません。
また、輸血用血液製剤は、徹底した温度管理のもと、保管しており、安全な供給と適正使用に努めています。
待機的手術や、出血量の予測が出来る場合に自己血採血は有用です。医療センターではほとんどが整形外科領域(膝や股関節)で自己血採血を行い、使用しています。自己血採血に約10分、点滴を約1時間で、1回の貯血が終了します。 採血した自己血は、直ちに輸血管理室にて分離し、赤血球製剤と新鮮凍結血漿に分けて保存します。
<<有効期限>>
・自己赤血球製剤:採血後6週間(42日)(2~6℃にて)
・自己新鮮凍結血漿:採血後1年間(-20℃以下にて)
骨銀行とは、整形外科手術において主に大腿骨骨頭を手術室にて切り出し、輸血管理室にて保存し、必要時に人工大腿骨頭のセメントとして使用します。
大きく分けて、自分の骨を使用する自家骨移植、他人の骨を使用する他家骨移植とがあります。
手術室より切り出された骨頭は、滅菌処理後-80℃以下に保存します。同時に、細菌検査も実施し陰性の骨のみ使用します。
● RBC
赤血球製剤、貧血の改善等に用いられます。
有効期限:採血後28日間
保存:2~6℃
※RBCとはRed Blood Cellsの略語です。
● FFP
複合的な凝固因子の補充に用います。
(単なるアルブミンの補正には使用できません)
有効期限:採血後1年間
保存:-20℃以下
※FFPとはFresh Frozen Plasmaの略語です。
● PC
止血に最大の役割を果たす血小板の補充に用いられます。
有効期限:採血後4日間
保存:20~24℃振盪(しんとう)保存
※PCとは、Platelet Concentrateの略語です。