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2006.04.27 更新

マルチスライスCTについて

[放射線科]小島 和行

はじめに

2004年10月より当院に最新型64列マルチスライスCT(MD-CT:multi-detector-row CTとも呼ばれます。)が導入されました。
従来のCTは検出器(X線管球から出された放射線を検出する装置)が一列のみでしたが、マルチスライスCTでは体軸方向(頭から足方向)に複数の検出器列(当院の装置はこれが64列)とデータ収集システムを備えています。これにより従来のCT装置に比べて、撮像時間が飛躍的に短縮され、短時間でより広い範囲の精密な撮像が可能になりました。
また、原理的に最小で一辺0.5mmの立方体でのデータの収集が可能ですので、従来の輪切りの画像のみでなく、任意の断層面(縦切りや斜め切り)の画像が簡単に得られます。したがって、肺やお腹のCTを撮影するのに息を止める時間が6-10秒ぐらいの短時間ですみ、検査も楽になりますし、診断能も向上します。
また、全身の動脈の観察も造影剤を静脈注射するのみで、簡単に観察できます。特に当院の64列マルチスライスCTは従来ほとんど不可能であった冠動脈の観察も可能になりました。以前は狭心症や心電図での異常を疑われた方、冠動脈疾患が心配な方の検査には入院しての冠動脈撮影が必要でしたが、本CT装置を用いれば外来で造影剤の静脈注射のみで簡便に検査できます。この64列マルチスライスCTは現在福岡県内では当院を含めてまだ三台のみの最新鋭の機種です。
図1に実際に当院で撮影された冠動脈(心臓の動脈)の三次元画像を示します。矢印の部分に血管の狭窄が認められます。 図2にはお腹の血管を三次元表示したものを示します。

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