生理検査室では心電図検査をはじめ、色々な検査機器を使い各科の医師と連絡をとりながら患者さんの身体の情報を調べる検査を行っています。
生理検査室での検査がある場合、検査室前の自動受付機に基本カードのバーコードを読ませて受付していただきます。検査の種類によって検査時間は異なりますので、お呼びする順番が前後する場合があります。あらかじめご了承下さい。検査室にご案内したら、検査の前にお名前と生年月日を確認しています。間違いを防ぐ為に行っていますので、ご協力をお願いします。
超音波検査とは超音波(人間の耳では聞こえないくらい高い周波数の音)を体の外からあて、臓器・組織から返ってくる反射波(エコー)を画像として表示することで、体の中の構造や血液の流れなどの情報を調べる検査のことです。被爆や痛みを伴わない安全な検査とされています。
● 腹部エコー
主に肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・膀胱・消化管・大動脈などを観察します。造影剤(ソナゾイ ド)を用いた造影超音波検査にも対応しています。
● 心エコー
主に心臓の構造や動き、血液の流れなどを観察します。
● 表在エコー
甲状腺や乳腺、リンパ節、皮下組織などの表在臓器を観察します。
● 血管エコー
主に頚動脈や下肢血管(動脈・静脈)などの血管を観察します。
● その他
リウマチの炎症の有無、関節など必要に応じて多様な部位を観察します。
甲状腺における穿刺吸引細胞診(FNAC)や、超音波ガイド下でのボトックス療法の補助、腹腔内 膿瘍ドレナージ、経皮経肝胆管ドレナージの穿刺補助なども行っています。
【検査を受けられる方へ】
・ 皮膚にゼリーを塗り、検査機器を体に直接あてて検査を行うため、必要に応じて衣服を脱いでいただくことがあります。
・ 画像を見やすくするために部屋を暗くして検査を行います。
・ 検査中、体の向きの変更や息止めをしていただくことがあります。
・ 検査部位や症状によって検査時間は様々です。
・ 腹部エコーは早朝空腹時、膀胱充満時での検査が望ましいとされています。
・ 少しでも不安なことがあれば、遠慮なくお申し出下さい。
より良い検査のために、皆様のご協力をお願いします。
標準12誘導、歩行負荷心電図等を検査します。心電図は不整脈、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心臓肥大などの有無を調べます。
四肢の血管の血圧を測り、血管のしなやかさ、動脈硬化を調べます。
トレッドミル(動く歩道)エルゴメーター(自転車)を用いて運動を行い心電図、血圧等の変化を調べます。虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)や不整脈の検出及び診断を行います。この検査は医師により行われます。
肺の容積や換気機能のレベルを調べる検査です。肺の病気の診断や重症度などを調べ、治療効果の判定や、手術前の麻酔法の選択の時にも利用します。鼻から息が漏れないようにクリップで摘み、マウスピースをくわえて技師の指示に従って大きく息を吸ったり吐いたりします。できるだけ最大の値を得るためには、患者さんの努力と協力が必要ですので、協力しあって検査を進めていきます。
四肢の痺れ、痛み等があり末梢神経障害が疑われる場合に検査が行われます。