新型コロナウイルス感染症に係る対応について診療科・部門のご案内

糖尿病センター

 医療センター内分泌代謝内科は2013年に開設されました。2015年に廣松雄治前病院長が赴任、2016年からは3人体制となり、甲状腺疾患と糖尿病を主な診療領域として参りました。2019年に糖尿病センターを設立し、食事・運動などの療養指導、網膜症や腎症などの合併症の評価、血糖コントロール困難例における治療指針の確立、教育入院など、キメの細かい質の高い糖尿病診療を提供すべく日々研鑽を重ねております。もちろん、甲状腺の病気(女性に多いバセドウ病や橋本病と最近急増している甲状腺癌など)や内分泌疾患(下垂体、副腎、副甲状腺の病気など)も従来通り診療を続けております。甲状腺眼症に対するステロイドパルス療法も行っております。肥満症の方や骨粗鬆症などの病気をお持ちの方の診療も行っています。当センターでは循環器内科、消化器内科、放射線科、整形外科・関節センター、眼科、泌尿器科、先端漢方治療センターなどとの密な連携によりスピーディで確実な診療を心がけています。

循環型糖尿病地域医療連携

当センターでは糖尿病合併症の重症化予防を目的として、「循環型糖尿病地域医療連携」システムの構築を進めております。
 ・定期受診は先生方のクリニックに通院して頂きます。
 ・6ヶ月に1回程度当センター外来にご紹介頂き、血糖コントロールや合併症の評価、治療方針の再確認、療養指導(食事・運動指導など)を行います。
 ・かかりつけ医と糖尿病専門医の二人主治医体制により、きめの細かい糖尿病診療が可能となります。
 ・治療が中断されないことにより、健康寿命の延伸に貢献できます。
 ・医療連携のやりとりは、糖尿病連携手帳その他(パスシートや療養指導サマリーなど)を用いて行います。
久留米地区が糖尿病医療連携のモデル地区となり、質の高い医療を提供できることを目標にしております。先生方のご理解とご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。なお、簡略化した診療情報提供書を作成しましたので、どうぞご活用ください。

                                令和2年2月吉日
                                久留米大学医療センター 糖尿病センター 

合併症抑制に向けての病診連携の流れ

診療情報提供書

糖尿病について

 今や国民病とも言われる糖尿病の患者は、「糖尿病が強く疑われる人」1,000万人と「糖尿病の可能性を否定できない人」1,000万人を合わせると、全国に2,000万人いると推定されています(平成28年国民健康・栄養調査、厚生労働省)。このように非常にありふれた病気ではありますが、放置すれば重篤な合併症のため生活の質を低下させ生命予後すら脅かす可能性を秘めた恐ろしい病気でもあります。糖尿病網膜症により約3,000人/年が失明し、糖尿病性壊疽により約3,000人/年が下肢切断を余儀なくされています。血液透析の原因疾患として糖尿病腎症は1998年以降No.1の座を譲っておらず、約16,000人/年が糖尿病を原因として新たに透析導入となっております。このような状況を踏まえて、行政もようやく取り組みを始めています(「透析予防指導管理料」の算定、「腎症重症化予防プログラム」の策定など)。しかしながらこのように合併症が重症化するずっと前の段階から、早期に介入し適正な治療を施すことが何より大切であり、そのためには糖尿病に対する正しい知識と理解を促すべく患者教育や療養指導が喫緊の課題です。
 当センターには糖尿病療養指導士(CDE)の資格を有する、経験豊富なコメディカルスタッフが多数在籍しており、上記の質の高い糖尿病医療を提供することが十分可能です。糖尿病診療は、我々医師の力だけでは成り立ちません。スタッフの方々と力を合わせて、「合併症のない幸せな人生」を目標に日々の指導や治療に臨んでいます。

甲状腺疾患・内分泌疾患について

 バセドウ病や慢性甲状腺炎(橋本病)、甲状腺腫瘍など甲状腺の病気の患者さんは少なくありません。バセドウ病や橋本病に対しては主に薬物療法を行います。甲状腺眼症に対するステロイドパルス療法も行っております。
 下垂体や副腎といった内分泌臓器の疾患について診断、治療を行っています。

診療の対象疾患

1) 糖尿病(1型、2型、その他)
2) 甲状腺の病気(バセドウ病、橋本病、甲状腺癌、甲状腺眼症など)
3) その他内分泌疾患(副甲状腺、下垂体、副腎など)
4) 脂質異常症
5) 脂肪肝
6) 痛風(高尿酸血症)
7) 肥満症(メタボリック症候群)
8) 骨粗鬆症

医療機関の先生へ

●新患のご紹介にあたって特に予約は必要ありません。お電話1本またはご紹介状1通頂ければ結構です。気軽にご相談下さい。
 代表)TEL: 0942-22-6111 FAX: 0942-22-6533
 医療連携室)TEL: 0942-22-6582 FAX::0942-22-6583
 E-mail: mcrenkei@kurume-u.ac.jp

●糖尿病センターへは、以下のような患者さんをご紹介頂けましたら幸いに存じます。
 1、食事・運動療法など療養指導が必要な患者
 2、網膜症や腎症、動脈硬化など合併症の評価が必要な患者
 3、血糖コントロールに難渋する治療困難な患者
 4、減量目的の肥満患者
 5、上記をまとめて教育入院が必要な患者

診療科長

    外来診療医一覧

    糖尿病センター
    午前和田 暢彦
    中村 由育
    和田 暢彦
    中村 由育
    曽根崎 文
    和田 暢彦
    曽根崎 文
    (甲状腺外来)
    廣松 雄治
    和田 暢彦
    中村 由育
    午後

    新患・再来ともに、月曜日~金曜日の午前です。
    ご予約の患者さんの診療を優先いたしますが、ご予約なしの患者さんも随時お受けいたします。
    ご予約は、糖尿病センター外来受付にて承ります。

    担当医師紹介

    和田 暢彦
    (わだ のぶひこ)
    講師
    専門分野糖尿病 肥満症 脂質異常症

    久留米大学医学部内科学講座 内分泌代謝内科部門

    医学博士
    日本内科学会 認定内科医・指導医
    日本糖尿病学会 専門医・研修指導医・学術評議員
    日本糖尿病協会療養指導医

    日本内科学会
    日本糖尿病学会
    日本肥満学会
    日本病態栄養学会
    日本体質医学会

    中村 由育
    (なかむら ゆい)
    助教
    専門分野糖尿病、内分泌疾患、甲状腺疾患

    久留米大学医学部内科学講座(内分泌代謝内科部門)

    日本内科学会 認定医
    日本糖尿病学会 専門医

    日本内科学会
    日本糖尿病学会
    日本内分泌学会
    日本甲状腺学会

    曽根崎 文
    (そねざき あや)
    助教
    専門分野 
    廣松 雄治
    (ひろまつ ゆうじ)
    久留米大学名誉教授
    特命医師
    (前病院長)
    専門分野甲状腺疾患、内分泌疾患、糖尿病

    内分泌代謝内科

    日本内科学会 認定医/指導医 
    日本甲状腺学会 専門医 
    日本内分泌学会 専門医/指導医 
    日本糖尿病学会 専門医/指導医

    日本内科学会 評議員 internal medicine : editor
    日本甲状腺学会 理事、評議員
    日本甲状腺外科学会 
    日本内分泌学会 評議員 
    日本糖尿病学会 
    日本骨粗鬆症学会 

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    麻酔科
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    もの忘れ外来
    禁煙外来(薬剤出荷制限につき、当分の間、休診)
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    看護外来
    技術部門
    画像センター
    リハビリテーションセンター
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    臨床工学室
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    臨床検査室
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